縮毛矯正とは？正しい知識を身につけてくせ毛対策をしよう

髪がふわふわと広がってしまったり、はねてしまったり……。そんなくせ毛でお悩みの方は多いでしょう。くせ毛をまっすぐにする方法としてよく知られているのが縮毛矯正です。しかし、縮毛矯正は全てのくせ毛に有効なわけではありません。くせ毛の種類によっては縮毛矯正以外の対策をする必要があります。

この記事では縮毛矯正とはどのような施術か、また、くせ毛の種類にはどのようなものがあり、縮毛矯正が直すことができないのはどの種類かについて、そして、縮毛矯正以外のくせ毛対策について解説します。

縮毛矯正とは？

縮毛矯正とは縮毛やくせの強い髪をまっすぐな直毛に固定することができる技術です。薬剤だけで髪をストレートヘアにするストレートパーマとは違い、薬剤とアイロンの熱を組み合わせて髪をまっすぐに矯正します。一度、直毛に矯正された髪は半永久的に真っ直ぐ、サラサラな状態に保たれます。

くせ毛の種類

くせ毛は大まかに次の5種類に分けられます。

縮毛

髪が濡れていても、乾いていても髪の毛一本一本が縮れている状態のくせ毛です。このタイプのくせ毛の触り心地は硬くなく、柔らかいことがほとんどです。アフロヘアのような、チリチリした髪がこの縮毛にあたります。

連珠毛

こちらはかなり珍しいタイプのくせ毛で、髪に太い部分と細い部分が数珠つなぎになっていて、細い部分が非常に弱く、ちぎれやすくなっています。触り心地はボコボコしていて見た目につやがないのが特徴です。髪がちぎれやすいため、アイロンで髪をまっすぐにする縮毛矯正が施しにくい種類のくせ毛とされています。

軟毛

髪の毛一本一本が細く、ボリュームが出にくいのが特徴です。直毛と見分けがつきにくいのですが、パーマがかかりにくく、触り心地がとても柔らかければ軟毛だといえるでしょう。軟毛は猫っ毛とも呼ばれます。

くせ毛の原因

くせ毛になる原因は大きく2つに分けられます。

先天的原因

くせ毛の原因として一番多いのが先天的な原因、つまり遺伝です。両親のどちらか、または祖父母の誰かがくせ毛である場合は生まれてくる子どもがくせ毛になる確率が高くなります。くせ毛の原因となる髪を構成するタンパク質のバランスや、毛根の歪みなどが遺伝で引き継がれ、両親や祖父母のようなくせ毛となります。

後天的原因

加齢によってホルモンバランスが乱れる、ストレスや栄養不足などで頭皮の環境が乱れるなどの後天的な原因でもともとは直毛だった髪がくせ毛になることもあります。

縮毛矯正以外のくせ毛対策

縮毛矯正ができないくせ毛については、以下のような対策をすると良いでしょう。

くせ毛によってはドライヤーを当てる方向を変えるだけでかなり改善できることがあります。ブローは毛先に向け風を当て、くせを伸ばすようにするのが基本です。その場合、大切なのはブラシを入れる向きです。正しくくせが伸びる方向を意識しましょう。

また、髪に濡れた部分が残ると髪のくせが強く出てしまう場合があるため、ドライヤーはさまざまな方向からしっかりと風を当てましょう。ブローについてはどのようにすると自分のくせ毛を直しやすいかについて美容室で相談することをおすすめします。

正しくスタイリングする

くせ毛はスタイリングでかなり見え方が変わります。スタイリングでくせ毛を魅力的に見せるには、まずは自分のくせ毛について知り、その特徴を活かすスタイリング方法を知る必要があります。

たとえば、軟毛で髪にボリュームが足りなければ髪の根本をブラシで立ち上げたり、ロールブラシでふんわりとさせたりなどのスタイリング方法があります。また、使うスタイリング剤も髪質によって使うべき種類が違うため、ブロー方法同様美容室で自分の髪質に合ったスタイリング方法やスタイリング剤について相談すると良いでしょう。

まとめ