数十年前までのヘアケアはシャンプーとリンスの組み合わせ一択でしたが、最近はトリートメントとコンディショナーがシャンプーとのセットではメインになっています。そんななか、トリートメントを使うタイミングに迷う方もいるようです。
この記事では、トリートメントを使うタイミングを、トリートメントとコンディショナーとリンスのそれぞれの役割や違いについてなどとあわせて解説します。
トリートメント、リンス、コンディショナーそれぞれの役割
実は、トリートメントとリンス、コンディショナーそれぞれに明確な定義があるわけではありません。メーカーによってコンディショナーとリンスに違いがないものとしていたり、コンディショナーとトリートメントを同一に扱っていたりします。
そのため、ここでは一般的にとらえられているトリートメント、リンス、コンディショナーの役割をそれぞれ解説していきます。
トリートメントの役割
トリートメントにはキューティクルの内側まで浸透し、髪にタンパク質などの栄養分を与えたり、傷んだ髪をケアしたりする役割があります。
リンスの役割
リンスにはシャンプー後の、キューティクルが開いた状態の髪表面を油分などでコーティングし、髪から水分などが抜けないようにする役割があります。また、シャンプーの後は髪の毛にマイナスの電気が帯電しやすく、ホコリなどがつきやすい状態です。そのため、プラスの電気を持つリンスを髪に付け電気を中和し、髪を守り、指通りを良くする必要があるのです。
コンディショナーの役割
コンディショナーにはリンスが持つ役割に加え、トリートメントの持つ役割の一部を果たすものとされています。
トリートメント、リンス、コンディショナーそれぞれの違い
トリートメントとリンス、コンディショナーの違いをまとめると以下の2つのポイントに絞られます。
髪の表面を守るのか?内側をケアするか?
トリートメント、リンス、コンディショナーの違いの1つは髪の表面を守るのか?内側まで浸透してケアするのか?だと言えます。
リンスは髪をコーティングして表面だけを守るものです。いっぽう、トリートメントは髪の内側まで浸透してケアするものです。そして、コンディショナーは髪の表面を守り、内側も少しケアするものといえるでしょう。
ダメージを補修するかどうか
2つめのポイントは、ダメージを受けた髪を補修するかどうか、という点です。トリートメントはダメージを受けた髪のダメージを補修し、コンディショナーは少しだけ補修し、リンスは補修する機能はありません。
トリートメントとリンス、コンディショナーを使うタイミング
それでは、トリートメントとリンス、コンディショナーを使うタイミングはそれぞれいつなのでしょうか?
もしトリートメントとリンス、コンディショナーの3つを全て使うのであれば、1番目に付けるのはトリートメントです。キューティクルが開いたままの髪にまずトリートメントを付け、髪の内側にトリートメントを十分に浸透させ、ダメージの補修を効率的に行います。2番目はコンディショナーを付けます。そして最後にリンスで髪の表面をコーティングし、トリートメントとコンディショナーの成分を髪の内側に閉じ込めましょう。
トリートメントとリンス、コンディショナーを使う際の注意点
トリートメントとリンス、コンディショナー全てにおいて、地肌には付けないようにしましょう。もしそれらが頭皮に付着してすすぎ残しがあると、毛穴を詰まらせ頭皮トラブルを引き起こす可能性があります。
トリートメントとリンス、コンディショナーは毛先を中心に付け、頭皮に付かないようにして下さい。もう1つの注意点は洗い流すまでの時間です。トリートメントとコンディショナーを付けた後は、洗い流す前にしばらくそのままにしておくことで、髪の内側をケアする効果が得られます。しかし、リンスは放置する時間を取っても意味はないため、すぐ洗い流して下さい。
トリートメントとコンディショナーはどちらを使えば良い?
髪のダメージが気になるときにはトリートメント、それほど髪のダメージが気にならなければコンディショナーを使うのが一般的です。ただし、髪質によってはトリートメントを使うと髪をボリュームダウンさせたり、髪のベタつきの原因になってしまったりする可能性があります。そういった場合は、トリートメントとコンディショナーのどちらが自分の髪質に合うのかも検討して選ぶと良いでしょう。
まとめ
トリートメントを使うタイミングを、トリートメントとコンディショナーとリンスそれぞれの役割や違いについてなどとあわせて解説しました。ベストなタイミングで、トリートメントを使うことでより効果的なケアが望めるでしょう。
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